横浜というと神奈川県を思い浮かべる人が大半でしょう。
実は青森県の下北半島にも「横浜町(よこはままち)」という小さな町があります。
横浜町では毎年春に菜の花畑が一面に咲きます。黄色いじゅうたんを敷き詰めような光景と晴れた日は海と空のコントラストが最高に美しいです。
菜の花畑に隣接した道の駅では菜の花にちなんだ名産や下北半島のさまざまな食が楽しめます。
●横浜町の菜の花の見頃
●菜の花フェスティバルの楽しみ方
●道の駅の楽しみ方
横浜町の菜の花とは
下北半島の玄関口である横浜町(よこはままち)。
春には横浜町の名物である菜の花が一面に咲き誇ります。菜の花の広さは作付面積で日本一となったこともあり、菜の花は横浜町のシンボルです。
秋に農家の方が菜の花を作付けし、下北半島の厳しい冬を越して春に美しく咲きます。
菜の花の品種はキザキノナタネといい、菜種油としての品質も良いと評判です。
横浜町の菜の花の見ごろは
菜の花は5月になると、はまなす街道(国道279号)沿いが黄色い菜の花に埋め尽くされ、美しい光景が広がります。
開花時期は雪解けや3月4月の気温によって左右されますが、4月下旬~5月初旬に開花し、5月初旬~5月中旬に見頃を迎えます。
GWに観光することをおすすめします!
毎年の開花の時期や見頃は横浜町のHPをご参照ください。
横浜町の菜の花フェスティバルとは
菜の花が見頃となる5月中頃に横浜町の一大イベント「菜の花フェスティバル」が開催されます。
特設会場でショーや下北の自然がつまった特産品販売が開催され、毎年多くの観光客が訪れます。
菜の花畑で作った大迷路は、菜の花フェスティバルの大人気スポットです。
菜の花畑の中に入り、畑の中から360度菜の花を見渡せる貴重な体験ができます。
入場料は菜の花を守るための募金箱が設置されており、小学生以上100円です。
菜の花大迷路は菜の花開花期間中に楽しめますが、その年の生育状況によって開催時期が変わることがあります。そのため開催時期は横浜町のHPをご確認くださいね。
わが家の子どもたちも、菜の花大迷路におおはしゃぎ!
菜の花の中を走り回れる最高の体験になりました。
菜の花迷路の途中にはさまざまなフォトスポットがあります。
ベルを鳴らせるモニュメントがあり、ハッピー・コール・ベルと呼ばれてる記念撮影スポットがあります。菜の花はたくさんの花や種をつけるので「子孫繁栄、子宝」の意味を持つ縁起の良いものとされています。ベルを鳴らし、記念撮影をしてみてはいかかでしょうか。
菜の花大迷路の中央部には展望台も設置されています。高さ4mほどの展望台から見える菜の花畑の景色は最高です。菜の花の黄色と、空の青の共演を展望台から楽しんでみましょう!
黄色いじゅうたんとはまさにこのこと!
菜の花畑のアクセス
菜の花の開花時期は横浜町のいたるところで菜の花が見られます。
会場までの公共交通機関はなく車での移動が必須です。
フェスティバル期間中は臨時の観光シャトルバスが利用できます。
詳細は横浜町のHPをご参照ください。
●住所
青森県上北郡横浜町字大豆田98-64 ※自然体験ランド自然苑の住所です
※菜の花フェスティバル会場を訪れる際には、この施設を目指して来られることをおすすめします。
●アクセス
JR陸奥横浜駅から車で約10分
道の駅で横浜町の自然を味わおう
海と山に囲まれた横浜町は、海の幸と山の幸を同時に楽しめるグルメの宝庫です。
横浜町の道の駅「菜の花プラザ」では菜の花や海と山の幸が味わえる特産品が多数販売されています。
道の駅よこはま「菜の花プラザ」は、国道279号沿いにある道の駅です。建物のデザインがユニークで県の名産品・ホタテをモチーフにしています。
「菜の花プラザ」には新鮮な野菜や海産物の加工品が購入できる物産館と町の名産が味わえるレストランがあります。
道の駅で大人気の菜種油は、横浜町の上質な菜種を厳選して作られています。
無農薬で自然栽培した菜種を天日干しにし、無添加・非焙煎で生のまま圧搾。
自然濾過で仕上げた菜種油で、黄金色に輝くオイルはまるで芸術作品のようです。
私はドレッシングにしてサラダに使いました。黄金のオイルは濃厚かなと思ったら、意外とサラッとしていて、ナッツのような香りがしました。お野菜がオイルと塩で高級サラダになりますよ。
高級なので揚げ物に使う勇気がなかった 🙄
横浜町の菜の花のはちみつは、その美味しさと希少価値が有名で全国にファンが沢山います。
純度の高く、ブドウ糖が豊富なための白く結晶しやすいのが特徴です。
横浜町の菜の花はちみつの特徴は結晶化を防ぐため、瓶詰できるのは採取した当日だけ。非加熱製法で一気にビン詰めを行っているため「生はちみつ」と表現されてます。
真っ白に結晶化したはちみつは濃厚で風味豊か。食べ方は一般的な蜂蜜と同じで、トーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜて食べます。
私はお湯で割ってはちみつドリンクにしていただくことが多く、香りと甘みを楽しんでいます。
横浜町のはちみつは
青森のふるさと納税品としても選ばれていますよ
ドーナツを割ってみると中は菜の花の黄緑色!菜の花のほのかな甘みと鮮やかなグリーン、ヘルシーな菜種油でさっくりと揚がったドーナツは大人気の商品です。レストラン入り口の販売所で揚げたての単品でも食べられます。5個入りのパックも販売されているので手土産にも喜ばれますよ。
菜の花を練りこんで作られた「菜花ソフトクリーム」も大人気!地元牧場の生乳と菜の花のハチミツも使われていて、横浜町を味わえる一品です。
菜花ソフトクリームは、菜の花の若芽が使用されているので黄緑っぽい色が特徴的です。菜の花特有の苦味やクセはなく、さっぱりとした味わいを楽しめます。
販売時期やレストランでの時間が限られているので道の駅のHPをご確認ください。
冬季は販売していないので春~秋に楽しもう!
横浜町は菜の花の楽園
横浜町の菜の花は長く厳しい下北半島の冬が終わり、春の訪れたことを知らせてくれます。
菜の花は毎年同じ畑に植えることがないので、菜の花を鑑賞できるスポットもその時々によって変わります。毎年違った景色を見せてくれるのも楽しいですね。
GWには見頃を迎え、町一帯に美しい黄色いじゅうたんが敷き詰められたようになります。菜の花フェスティバルに合わせて出現する菜の花迷路は大人も子どもも楽しめる観光スポットです。
横浜町の春の風物詩・菜の花畑で下北半島の大自然に癒されましょう。
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