「ミッケ!」ご存じですか?
この絵本を使って毎晩寝る前に長男とお題の物を探していたら、
探す力だけではなく、語彙もたくさん身に付きました。その使い方をご紹介したいと思います。
ただ見つけるだけじゃもったいない!
本書を120%楽しめる方法をお伝えします!
「ミッケ!」とは
「ミッケ!」とは大人も子ども楽しめる大人気の「かくれんぼ絵本」(視覚探求絵本)です。
「かくれんぼ絵本」とはなんぞやというところですが、
お母さんお父さん世代は「ウォーリーを探せ!」というとわかりやすいのではないでしょうか。
「ウォーリーを探せ!」にはまったパパママ世代も、シリーズで購入されて楽しまれた方も多かったはず。でもウォーリーを見つけてしまったらその本はしばらく読まれなかったなんてこともありましたよね。でも・・
「ミッケ!」はそんなことは起きません!
基本的には本の右端や下に「見つけてほしいもの」がお題として出されています。
しかしそれ以外にも魅力的な絵やしかけが沢山あって
「お題だけではもったいない!」
「自分たちでお題を作って子どももと一緒に探したい!」という気持ちでワクワクします。
「ミッケ!」の楽しみ方:絵本のお題に答える
各ページに探してほしい物のお題が書いてあってそれについて解いていきます。
ページを開くとまず目に飛び込んでくる巧妙かつ綺麗な写真です。
これは「チャレンジミッケ!10」まほうとふしぎのくにの「かそうパーティーへ」というページです。本当にうっとりするくらい美しくて写真の世界に引き込まれます。
こんな感じでお題が各ページに出されます。だいたい15~20問くらいです。
この問題もなかなかトリッキーだったり「あ!そういうとらえ方だったの?」という内容も多いです。そのため大人より頭の柔らかい子供の方が先に見つけられることもしばしば。
例えば「ドレスアップしたねずみ。」というお題。この中にいます!
いました!
ハットをかぶりおしゃれをしている陶器のねずみさん。
こちらは「ドレスアップ」ってどういう意味か、人によってとらえ方だったり、イメージが違うのでなかなか見つけられないかもしれません。
お子様には「ドレスアップ」の言い換えが必要ですね。わが家は「パーティーの行くために、かっこいい服をきたねずみさんがいるよ」と伝えると見つけてくれました。
その他にも「きんいろのはね」というお題も楽しいですよ。このページには沢山の羽が落ちていて色の勉強になります!
「ミッケ!」の楽しみ方:語彙や大きさ、位置を学ぶ
上の段落でも書きましたが、頭を柔らかくしたりとらえ方を変えたりすると見つけらる物があって、発想力が試されます。そして子どもに探し物の場所を教える時「このあたりにあるよ~」と指さして教えるだけももったいない!
そこで私が息子に試した方法をいくつかご紹介します。これで息子の語彙力がすごく伸びたと実感しています。
まずは語彙ですね!これは本当に伸びました!
お題に「たてがみの りっぱな ライオン」とあります。
「ライオン」はわかったとしても「立派」という形容詞、
「たてがみ」という名詞は低年齢のお子さんでしたら説明が必要ですね。
絵を見て「立派ってどんな様子なのか」、「たてがみって何なのか」を絵を見て学ぶことができます。同じ「まほうとふしぎのくに」シリーズで「ふんかした やま」というお題があります。
これも「噴火」という言葉を教えられますよね。絵を見せて噴火の様子を教えることができます。
ちなみに私はこの時「動いている火山と、動いてない火山と、死んでいる火山があるんだよ~」と火山の種類もさりげなく伝えてみました。
息子は「じゃあこれは動いている火山だね!」といったやりとりをしましたよ。
例えば「きんいろのはね」を見つける場合です。
私「『きんいろのはね』は右側にあるよ」
息子「右側ってどっち?」
私「右側はこっち」ページの右側を指さす。「それから下の方にあるよ」
息子「下ってどっち?」
私「こっちだよ」とページの下側を指さす。
息子「あった!!!!」
こんなやりとりで息子は上下左右を楽しく覚えることができました
大きさも同じようなやりとりで教えられます。
「大きな仮面の下だよ」や「近くに小さい卵があるよ」
例えば「『ドレスアップしたねずみ』は大きなちょちょの仮面の下だよ」「まず大きなちょうちょを探してみて」なんてヒントもありです。
お題に「カメは3ひき」「4ひきのちょうちょ」とありますね。
親子で「1,2,3・・」と数えて数の勉強になります。
私は息子に「うずらの卵が2こ」という問題を作りました。
2こという数字も数えられますし、そもそもうずらの卵って何か知らないと探せないので
「うずらの卵って小さくて、黒い模様があってね・・」なんて言うヒントで
ちょっとした生き物の知識も教えられます。
赤丸がうずらの卵の問題の答えです♪
こういった問題が各ページにあり、問題は発想次第でいくらでも親子で作れるので、楽しみ方も学び方もいくつもアレンジできるのが「ミッケ!」の最大の魅力です。
まとめ
息子はかれこれ2歳くらいから「ミッケ!」でこういったやりとりをしていたので
「今日はドレスアップしよう」と言ってかっこいい服に着替えたり、
スーパーで「あ!うずらの卵!本当に小さい!」なんて発言もあり、本で学んだ内容が生かされているなと思います。
保育園の先生や保健師の先生から「言葉をたくさん知っていますね!」とほめられたり、
保育園の同じクラスでは言葉のやりとりがずば抜けていたので、隣の1つ上の年齢のクラスに混ぜてもらって遊ぶこともありました。
皆様も是非「ミッケ!」を使ってお子様と学びになるやりとりを実施してみてください!
以下、わが家のおススメシリーズです!
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